さて今回は、ドバイへ行った時のことを書きたいと思います。
…実は、ドバイが旅の目的で行ったわけではありませんでした。(笑)
目的地までの中継地がある旅行日程があると思いますが、それを利用しました。
今回はヨーロッパに行くために、ドバイを中継地点とする「エミレーツ航空」を利用したため、「ストップオーバー(Stop Over)」でドバイに8時間だけ滞在できる特別ビザで、ドバイ市内を駆け足で観光してきました。
今回は、駆け足で回ったドバイ観光の話はもちろん、ドバイでの途中降機のしかたとドバイ空港のお得な利用方法などを、ご紹介したいと思います!
ストップオーバー(Stop Over)って?
空路で目的地に行く時、途中で別の空港に止まって、そこで飛行機を再び乗り換えることがあると思いますが、通常は空港内で次の飛行機を1~2時間程度待つのがほとんどだと思います。
でも、スケジュール上その中継地点に24時間以上滞在すること、または空港外に出ることを「途中降機(Stop Over)」と言います。
日本のパスポートならビザなしのところも多く、または国によっては特別ビザを発行してもらって一時的に空港外を出て観光することが可能です。
今回のドバイでは、次の飛行機まで8時間あったため空港外に行ってみたくなったのでした。
調べてみたところ、日本のパスポートで次の航空券を示して数時間の滞在であることを言うと出国可能とのことだったので、やってみることにしました。
ドバイはどんなところ?
ドバイは「アラブ首長国連邦(UAE)」の首都になります。
中東屈指の世界都市であり、金融センターでもあります。
21世紀に入ってからの大型建設プロジェクトで、街中がものすごく近代化されました。
「世界一高い建物(ブルジュ・カリファ)」や「人口衛星からも見える人工島(パーム・アイランド)」など、いろんな話題を呼ぶものがあり、近年多くの観光客が世界中から集まっています。
ご存知の通り、アラブの国の一つなので主な宗教はイスラム教です。
やっぱり日本や私の知っている国と違うんだな~という所も沢山ありました。
さあ、ドバイを見に行こう!
空港内でまず、ドバイのパスポートコントロールを通過して「スマートゲート(Smart Gate)」というシールをパスポート裏にもらいました。(途中降機の登録がされた証になるようです。)
これをもらえれば、空港から出て後で再入場が可能になります。
実はこの時、出るための行列がかなり長くかなり待った(1時間近く)ため、再入場のためには心配なのでちょっと早く戻ってこようと予定を変更しました。
ドバイ駆け足観光リストを作ってみた
行くと決めた時に、ドバイで見たいところとやりたいことを事前にリストアップしてありました。
- 世界一高い建物「ブルジュ・カリファ」を見たい。
- 巨大ショッピングモール「ドバイ・モール」を見たい。
- ドバイで唯一の、異教徒でも見学できる「ジュメイラモスク」が見たい。
- 人口衛星からも見える人工島「パームアイランド」をちょっと見たい。
- 時間があればドバイのビーチでも泳いでみたい。
本当は8時間ギリギリまで使い切りたい所だったんですが、前述のようにパスポートコントロールがかなり混雑して1時間ぐらいかかってしまったため、即座に前後を計算して「約5時間程度の観光」になってしまいました。
という事で結局、巨大らしい「ドバイ・モール」一つに絞って、可能ならドバイのランドマーク「ブルジュ・カリファ」を見て… と、導線を辿って優先順位を付けました。
ドバイで見れてよかったところ!
とにかく駆け足で見て回れるところ…という事で、巨大ショッピングモール一本に絞りましたが、終わってみると絞って正解だったかも?と思いました。
ドバイのメトロ
ドバイのメトロに乗る時は、空港直結のメトロ(レッドラインだと思います)の駅から市内へ、念のため最小限のドバイの現金(ディルハム)を両替して手持ちにしました。
とにかくものすごいビルが立ち並んで近代的、という事をネットで見たので、そういうのを見てみたいなあ…と思っていたら、なんと空港から市内に行くメトロの中からだけでも十分味わえました!
オススメは…とにかくメトロの先頭車両に乗ってください!
…あれ?運転席がない?!という事で、全面の見晴らしがとても良いです!(窓の曇りはありますが。笑)
メトロの駅からショッピングモールに向かう風景
外は灼熱級に暑かったのですが、とにかくメトロ駅とモールをつなぐ長~い回廊がちょっと涼しかったので、のんびり街の雰囲気を見ながら歩きました。
噴水やアラブ風のアーティスティックな彫像がいろんな所に配してあって、興味がわきました。
写真は、後姿になっちゃったけど「アラブの男女の像」らしいので、次回は正面から見たいかも!
巨大ショッピングモール「ドバイ・モール」
ネット情報で見た通り、ものすごく巨大でした。そこだけで一つの街のような…。
表記を見たら「サッカー場200個分ぐらいの敷地面積」があるそうです!!!
嬉しかったのは、中は空調が聞いていて涼しい…というかむしろ寒いぐらいでした。(周囲の人が、長い衣装を着てるせいでしょうか?)
半袖にスカーフを羽織って何とか寒さをしのぎながら、ものすごく広いモール内をひたすら歩きました。
それぞれのゾーンにテーマがあるようで様々な風景が見れました。
ものすごく大きな壁面の水槽で魚が泳いでいたり、室内にも噴水や滝があったり、イタリアのような傘の天井があったり、クラゲのオブジェが泳いでいたり…アラブの宮殿や昔の市場のような場所もありました。
洋風のカフェテリアにも入って、ちょっと一休みもしました。価格がちょっと高めだった気が…。(笑)
よくあるブランドのお店からびっくりするぐらい豪華な宝石店まで、ドバイすごいな~!という見応えでした。
ささやかな買い物をした時に、何となく話したそうにしていた同世代らしい可愛い女性の店員さんに英語で話しかけてみました。
あら!日本人なの?私はフィリピン人です。そうね…治安はしっかりしてますよ。思ったよりも住みやすいかも。かなり物価は高いけど…。それで、次はあなたはどこへ行くの?
日本の話や弾丸滞在の話で盛り上がって、フィリピンの人と仕事した話もしたりして、ちょっと嬉しかったです。
ちょっとだけ見れた”世界一高いタワー”「ブルジュ・カリファ」
実はこの巨大なショッピングモールを越えたところから、この「ブルジュ・カリファ」が見れました!
ちょっと遠くでしたが、ホントに高くてしゃがんでもカメラだけには収まらない感じでした!
次回、機会があれば是非とも登ってみたいです!
気になったアラブのしきたり、いろいろ
今回はドバイに行く前に知っておいても困らない、私個人的チョイスの「アラブ文化 ミニ情報」をご紹介しておきます!
女性は肌の露出を「気持ち」控えていくべし!
ご存知かと思いますが、イスラム教において特に厳格であればある程、女性の肌の露出を嫌がります。
もちろんドバイは国際都市なので、私達は見るからに外国人女性として普通の服装をしていていても比較的理解されています。
ですが、郷に入っては郷に従えという事でドバイの市内観光に向かう時には、ロングスカートか長いズボン(あまり体にぴったりしていないもの)などが「できれば」望ましいのかしら?と思いました。
ちなみに、私の旅行に行く際のおすすめは「大きめのスカーフを必ず一枚携帯しておく」ことです。
イスラム教の宗教施設内はもちろん、アジア圏の宗教施設でも肌の露出を嫌う場合が多いです。
イスラム圏では、日常的なモスクなどの宗教施設のほとんどは基本一般には公開してませんが、有名なモスクなどは観光目的で公開している場合があります。
そこに入るときには髪の毛を覆うようにスカーフで隠さないと女性は入れないことがあります。
また、たまに暑くて半袖になってもドバイのショッピングセンターなどの中は空調が効きすぎて「超冷え冷え」なこともありました。そんな時にもちょっと腕を覆ったりと、私は大活躍でした。
日本の常識とはいろいろ違うことを念頭に置いておくべし!
ドバイはとても近代的な街です。経済的発展も著しいのは広く知られているところだと思います。
そのため、アフリカやアジアなど多くの移民から出稼ぎ先として選ばれている街でもあります。
色んな人がいるので、色んな常識を統率するために、街中の警察は何かとちょっと厳しめな感じでした。
…何が言いたいかというと、自分の行動には気を付けるべし!です。
もちろん、どこの国にいてもそうすべきなのですが。(苦笑)
特に、変に怪しまれる行動はしないように心がけたほうがいいです。
実は私が立ち寄る前、色々と近隣で問題のあった時期に掛かっていたためか「街で写真を撮っていたらスパイ活動をしたと間違われて、警察に厳しめに尋問された」というケースがあったと聞きました。(汗)
そんな時も、自分の身を守れる一つの武器は、世界共通の「英語」です。
空港内はほぼ100%英語が通じましたし、ショッピングセンターで見かけた警備員さんの多くは、英語が話せました。(実は、道を聞くのにいろんな方に話しかけたので、分かりました。)
時期的なこともあるし、怪しい行動って何だろう?とも思いますが、あくまでも心構えの一つとして念のために心に留めておいておくだけでも、危険を避けられるかもしれません。
お酒は飲めるのか?
イスラム教は飲酒禁止と聞いていたのですが、お店ではどうかな~といろいろお店のメニューを見てみたところ、ちょっとお高いですがビールがありました。
後で聞いたら、ドバイでは許可された場所によっては特別に「外国人が」お酒が飲める、とのことでした。
女性の扱いはどんな感じ?
事前に情報としてイスラム教についてさっくり見ていたところ、女性は働けない・運転も出来ない…という情報を見ていたのですが、ドバイではイスラム女性もパスポートコントロールで働いていました。
ただ、ドバイモールでの店員さんの多くの女性は、外国人がほとんどだった印象でした。
国際都市として、女性のスポーツ参加や街中での服装も西欧と同じような日常着でもOKとされているらしいです。
因みに、ドバイのビーチ、ビキニもOKらしいのでそれも驚きでした。(でもほとんど外国人らしい。)
ドバイ空港のお得な利用方法
今回は本当に短い観光になってしまいましたが、空港に戻るとまた大行列だったので、かなり前に戻ってきてよかった…と本当にドキドキしました。
無事なんとか空港に再入場できた後、搭乗前に1時間ほどの自由時間も出来ました。
さて、ドバイ空港はとにかく広いです。
ターミナルは第三ターミナルまでありますが、ターミナル間を電車を使って移動することになりますので、自分の出発ターミナルとゲートを確認して、早めに移動しておくと何かと安心です。
ドバイ空港で待つ場合に嬉しい!「ミールバウチャー」
エミレーツ航空でドバイに行く、またはドバイで乗り換えする場合に4時間以上の滞在の場合は、「ミールバウチャー」をもらうことが可能です。これは、ドバイ空港内でのレストランで使えるお食事券です。
ドバイに着いたら航空券をもってエミレーツ航空のカウンターで聞いてみてください。メニューは限られますが、ちょっとお得な気持ちになります。(笑)
ドバイ空港でひと風呂あびちゃう?パブリックシャワー
長時間フライトって疲れますよね。そんな時に利用したいのが無料のシャワールーム!
私の場合、汗を流すことでかなり疲れが取れることをドバイで体感しました。
もしパブリックの無料シャワールームを利用する場合は、タオルと替えの衣類などがあると便利です。
私は1人なので、手荷物を全部覆えるビニール袋(ごみ袋でも可)を持っていきました。全部入れて一緒にシャワールームに持ち込めるので便利でした。
結構人気で行列ができている時もありますので、搭乗時間を考えて利用してみるものいい経験です。
ドバイ空港のこの椅子、おススメです!
最近はいろんな空港で見かけるようになった、足元に長い椅子があるところを是非チェックしてください。
長く待つときには、足まで載せられる椅子はかなり楽です。
飛行機の中では(私はエコノミー一択です)結構足が伸ばせないので、空港で足が伸ばせるのは嬉しかったです。
ドバイ空港で買えるオススメのお土産
ドバイ空港は、よくある免税店(Duty Free)から、ブランドショップまで沢山のお店が果てしなく並んでいます。
さて、そんな中で私が買ってよかった!と思ったオススメのお土産は以下です。
・「アラブのお土産屋さん」で買った、絨毯型コースター
適度なクッション性と吸水性もあって大変重宝しています。何より可愛いです。
・甘いドライフルーツのデーツ(ナツメヤシ)
アラブのご家庭でのおもてなしに必須のアイテムらしいです。栄養価も高くて、とっても美味しいです。
・香水(オーデコロン)
アラブの国々では、香水はとても大切なおしゃれアイテムらしいです。
もちろん、様々なブランドやよく知られているメーカーのものも多いですが、アラブ系の香水(バラやスズランなど、シンプルなもの)は香りの持ちが良かったです。叔母へのお土産にしたら、ものすごく喜ばれました!
もしお金があったら、金の街(City of Gold)と言われているドバイでアクセサリーなどの金製品も買えたら…
<番外編>オロナミンCとポカリスエットをドバイ空港で発見しました!
思ったよりも楽しめた「超短時間弾丸」ドバイ!
ちょっと見れたらいいな!と軽い気持ちで降りたドバイでしたが、思ってたよりもいろいろ見れました。
予定よりも時間が無くなってしまったことは残念だけど、これもストップオーバーによくあることなので、想定内でした。
メトロで空港へ帰る途中に見た、地元の市場っぽいところも気になったので、次のリストに加えなくては!とちょっとワクワクしました。
できれば次回はストップオーバーではなく、1日か2日ぐらい時間を取ってもいいな~とも思いました。
ドバイから日帰りできるところに”世界一豪華なモスク”「シェイクザイードグランドモスク」があることも知りました。
ドバイに一度行ってみて、もっと見たい所も整理できたし、今回見れなかったリストを次回に更新したいと思います。
もしドバイでストップオーバーをすることがあったら、ぜひこの記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
海外旅行のプラン決めで複数の旅行会社へのお問い合わせが必要になると思うのですが、各旅行会社へお問い合わせするのは手間がかかりますよね・・・。
各地域にある専門の旅行会社があるのかも、調べて探す必要が出てきます。
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各地域にある専門の旅行会社、つまり旅行のプロフェッショナルからプランをもらうことで、複数の旅行会社にお問い合わせすることの重要さがお分かり頂けると思います!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
私は日本人なんですけど、今日はベトナムから来たんですよ~。どこの出身ですか?ここでの生活はどうですか?気に入ってます?