今は、なかなか国内外に関わらず旅に出かけることが難しくなっていますよね。
旅行好きの方の中には、フラストレーションがたまっている方も少なくないと思います。

そこで考えました。
文字と写真を使って読者様と一緒にオンライン旅行をしようと!
今回、お連れするのはインドネシアの世界遺産ボロブドゥール遺跡です。
先日、友人Kから「ものすごく良かった」と力説されたホテル・アマンジオと共にご紹介します。
いつかは実際に行ってみたいと思い、歴史的な側面も調べてみました。
インドネシアの世界遺産ボロブドゥール遺跡は、調べれば調べるほど世界は謎に満ちていると感じさせる魅力的な場所でしたよ。
■目次
インドネシアの世界遺産ボロブドゥール遺跡とは
ボロブドゥール遺跡は、インドネシアのジャワ島の中心都市ジョグジャカルタから42キロにある巨大な仏教遺跡です。
遺跡総面積は1.5万㎡、高さ33.5mあります。
1991年に世界遺産に登録されました。
引用:Wikipedia
引用:Googleマップ
この謎に包まれた遺跡は世界最大級の仏教遺跡ですが、長い間発見されることはありませんでした。
780年頃シャイレーンドラ王朝により約50年をかけて建造された。
しかし完成後に仏教を信仰するシャイレーンドラ王朝は崩壊し、ヒンデュー教国のサンジャヤ朝がこの地を支配したためボロブドゥールも歴史の舞台から姿を消した。
1814年、当時ジャワを支配していたイギリス人の知事トーマス・ラッフルズにより発見された。
引用:地球の歩き方
このボロブドゥール遺跡はトーマス・ラッフルズに発見されるまで約1,000年もの間、火山灰に埋もれ密林の中に眠っていたそうです。
そんなにも長い間、忘れ去られていた巨大な建造物があるなんて驚きですよね。
これには仏教→ヒンデュー教→イスラム教と国の宗教が移っていったことも関係しているのかもしれません。
ボロブドゥール遺跡の構造
出展:Wikipedia
ボロブドゥールは平面に土を盛って、その上に約200万個の石を積み重ねて作られています。
しかし現在も、この建築物が何であったのかは解明されていないそうです。
仏教建築といっても日本のお寺のイメージとはかなり違い、内部空間はありません。
- 外周の基壇
- 回廊からなる方形壇:5層
- 最上部の円形壇:3層
このような9層のピラミッド構造にとなっています。
この構造は仏教における「三界」を表わしていると考えられており、最下層は「欲望界」上に昇るにつれ「色界」「無色界」最上階は「天上界」と悟りへの道であるといえます。
三界(さんがい)とは
仏教における欲界・色界・無色界の三つの世界のことであり、衆生が生死を繰り返しながら輪廻する世界をその三つに分けたもの。
三有(さんう)ともいう。欲界よりも色界のほうが、色界よりも無色界のほうが、いっそうすぐれた生存のしかたであると考えられており、その場所も、欲界が最下にあり、無色界が最上に位置する。
引用:Wikipedia
レリーフ

5層の方形壇にはそれぞれ幅2mの回廊がめぐらされています。
壁には仏教にまつわるレリーフが延々と2,672枚にも延々と施されていて、そこに描かれる登場人物は1万人におよぶそうです。
例えば、第1回廊の上段レリーフでは「ブッダの生涯」が描かれます。
紀元前566年頃。 ヒマラヤ山脈の麓のシャーキー族と呼ばれる小さな部族の王様ドーダナー王とマーヤー夫人の王子としてお釈迦様は生まれます。 マーヤー夫人が昼寝をしていた時、白象に姿を変えたお釈迦様が右脇から胎内に入って懐妊しました。 マーヤー夫人も六牙の白象が降りてきて自分の右脇から入った夢を見たそうです。 マーヤー夫人はお産のためご自分の実家に戻る途中、真紅に咲き誇るアソーカの樹の一枝を手折らんとして右手を挙げたその時、マーヤー夫人の右脇から男子が誕生しました。 これが後の「仏陀」となられる人の誕生の瞬間です。 引用:お釈迦様のご生涯
*諸説あります。
この他にも「仏坐像」や善財童子の巡礼物語など、様々なレリーフがあります。
遺跡自体の巨大さ、そしてこのようなレリーフが延々と続く回廊など、
「なんと大変なものを作ったんだろう」
この感想がまず思い浮かびました。
それと同時に、当時の人々への想いとロマンに胸が熱くなります!
ステューパ

仏陀の遺骨を収めた塔、仏塔の事。 仏陀が死去した時、出家をしていない信者達がその遺体を荼毘に付し、その遺骨を八分にしてして記念の塔(ステューパ)を建てた。 伝説によるとアショカ王は更にそれを掘り出し、八万四千に分配してインド全土にステューパを建てた。 引用:世界史の窓
5層の回廊を上がり階段を上ると72基のステューパが並ぶ円壇に出ます。
下には樹海が広がり圧巻の景色だそうです。
ステューパの中では、仏像を拝むことができます。
ボロブドゥール遺跡がいくつものステューパから構成される巨大なステューパであるという解釈もあり、日本人の私達がイメージするお寺とはかなり違いますね。
ボロブドゥール遺跡のおすすめ観光:サンライズツアー

ボロブドゥール遺跡の観光といえば、サンライズツアー!
そういえるほど遺跡から見る日の出は、本当に美しいそうです。
サンライズツアーはとても有名な観光ツアーなので、どのホテルでもチケットの購入や送迎をしてくれますよ。
ボロブドゥール遺跡と共に訪れたいホテル・アマンジオ

インドネシア・ボロブドゥール遺跡を見つめるために造られたホテル・アマジオ(アマンジウォ)。
世界各地にラグジュアリーなリゾートホテルを手掛けるアマンリゾーツが運営しています。
1988年に、最初のリゾートとなるアマンプリ(「平和なる場所」)をタイのプーケットに開設した。 創業者はエイドリアン・ゼッカ(Adrian Zecha)。 ゼッカがプーケット旅行中に訪れた海近くのココナッツ農場のあまりの美しさに感動し、その地に別荘を建設することを決意。 工事を進めていく中、自分が別荘を離れている間の管理問題が気になり、ホテルにすることに変更しヴィラ型ホテルのアマンプリが誕生した。 引用:Wikipedia 寺院の建築様式を取り入れ、円形のビルディングを中心として放射状に連なった造りになっています。 一見するとリゾートには見えないほど、遺跡のように森と一体化したヴィラです。 旅行会社のアマンジオの紹介には、下記のように紹介されています。 「穏やかなる魂」の名のとおり、訪れる人々の心を癒し続けているアマンジオ。 密林の中に忽然と現れた人工の建築物でありながら周囲と不思議と調和しています。 モチーフであるボロブドゥールと完全にイメージが重なり、人々をロマンの世界へ導くのかも。 又、アクティビティーが豊富で、メインはやはり世界遺産のボロブデュール。 早朝ツアーを行っており、開演前の神秘的な光景に出会えるのは、アマンジオのゲストのみの特権です。 それでは、実際にホテル・アマンジオに滞在した友人K(学生時代の後輩)の話を聞きたいと思います。 彼女は旅行が大好きで海外、国内問わずよく行っており、会うと必ず旅の話が出てきます。 去年7月のぎりぎりのタイミングで行けてよかった。 ホテルの基本料金にジョグジャカルタ空港からの送迎がついていました。 途中で遺跡見学や観光をオプショナルでつけてもらうこともできます。 ジョグジャカルタ空港に到着してタラップを降りたら、ホテルの担当者が迎えに来てくれて空港のラウンジに案内してくれました。 荷物が届くまで、ラウンジで休憩。 預けた荷物がラウンジに届けられて問題ないことが確認出来たら、送迎車に乗ってホテルへ。 1時間ぐらいのドライブです。 以前、バリに行った時のことです。 空港でターンテーブルの荷物を取ろうとしたとき、現地の人が持って行ってしまいました。 「なんだ?」と思うと両替所まで持っていかれ、「1000円、1000円。」と言うのです。 たまたま1ドル札を持っていたのでそれを出すと、又「No! 1000円、1000円」と言い続けます。 「これしかない。」と言ったら、「チェッ!」と嫌な顔をして行くという残念な経験をしたことがるんです。 でも送迎サービスで荷物のピックアップもお任せできるなら、現地の人の勝手なサービスでチップを要求される必要もなくなります。 なので、これはとってもGoodなサービスですね。 何かやりたいことがあれば、まずコンシェルジュに相談してみて下さい。 そのリクエストに対する料金を教えてくれるので、お財布と相談してオプションをつけることができます。 私の場合は、ホテルの途中でプランパナン遺跡とローカルレストランでの食事をリクエストしてつけてもらいました。 さすが超一流リゾートホテルですね! サービスは素晴らしいです。 チェックイン時に支配人から 「なぜこのホテルを選んだのか」 と聞かれました。 以前、テレビで見てから来たいと思っていたこと。 そして、その夢が5年越しで叶ったと答えたら、感動してくれてランチを1食ご馳走してくれました。 その時にシェフもあいさつに来てくれました。 実は、そのシェフがResutauranto Nobu of Miamiで修業したとのことで、特別にえのきだけを使った料理などいろいろ試作品を出してくれました。 一緒に行った妹が撮ってるか聞いてみますね。 ものすごく良いお話なのにそのお料理の写真が無いのはとっても残念です。 サービスのお料理の写真は撮ってないけど、朝食と夕食は撮ったのでそれ送りますね。 友人Kが送ってくれた素敵な写真たちがこちらです♪ 部屋のベッドからボロブドゥール遺跡が遠くに見える部屋がおすすめです。 私はホテル予約時に希望を出しました。 敷地の外に出るのは車がないと不便なので、ホテルに車を有料で出してもらうことが必要です。 しかし、ホテル自体の敷地も広いので周囲の畑などを散歩して過ごすだけでも十分楽しめますよ♪ 素晴らしい設備とサービスのホテル・アマンジオ。 気になるのはそのお値段ですよね。 公式ホームページからだと1泊10万円以上したりして、なかなか手が届かないです。 (現在はインドネシア在住の人のみのプランしかありません。) Kによると などのサイトで勉強したそうです。 少しお手頃価格になるかもしれませんので、気になる方は調べてみて下さいね。 約1,000年間という気の遠くなるような時間、眠っていた世界最大級の仏教遺跡ボロブドゥール遺跡。 そして、その遺跡と共に訪れたい憧れのホテル・アマンジオ。 友人Kの体験談なども交えてお伝えしてきました。 少しでも旅行気分を味わえましたか? まだまだ海外に気軽に行ける状態ではありません。 しかし、奥深い世界が広がっていてとてもわくわくしますね。 ボロブドゥール遺跡が建築されていた7世紀頃、日本は奈良時代から平安時代です。 遥か昔の人間がこんな巨大な建築物を作っていたなんて、本当に不思議です。 早く今の状況が改善してあちこち行けるよ日が来ますように。 最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
引用:Googleマップホテル・アマンジオの滞在経験者に聞いてみた!
謎と魅力に満ちたインドネシア世界遺産ボロブドゥール遺跡とホテル・アマンジオ