ビールはお好きですか? 日本では夏のビアガーデンがワクワクしますよね~♪
昔から、アルコールが入ると私の英語のコミュニケーションレベルが確実に上がります。(笑)
さて今回は、「なつの酔っ払い紀行」・・・ドイツのビール祭りをご紹介したいと思います。
ドイツのビール祭りと言えば、9月末から10月にかけてのミュンヘンの「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」が世界的に有名ですよね。
でも世界的に人気過ぎてホテルも高騰し、夏ぐらいからビアホールの予約も入れない場合があると聞きました・・・。
そこで色々探して見つけたのが、シュツットガルト(Stuttgart)の「フォルクスフェスト(Volksfest)」です!
ドイツ第二のビール祭りと言われていて、オクトーバーフェストよりも小さめでローカル、と聞いていたのですが、実は結構大きなお祭りだったんです!
そしてちょうどこの時期、もう一つの面白いお祭りにも遭遇しました!
因みにシュツットガルトはメルセデス・ベンツの本社のある街だったんです。
ビールが大好きな人にも、ビールがそんなに好きではない人にも、シュツットガルトの楽しみ方をご紹介したいと思います。
シュツットガルトの見どころは?

シュツットガルトはドイツ南西部に位置する、人口62万人(千葉の船橋市ぐらい)の歴史的な都市です。
街並みは秋の紅葉の似合う落ち着いた雰囲気で、歩き回るのも楽しかったです。
ドイツ市内では、ほぼ歩いている人に道を聞いても皆さん英語で答えてくれました。
でもちょっと郊外の村などに行くと、年配の人とはやはりドイツ語メインでした。

沢山見どころはあったのですが、今回はビール祭りをメインイベントにしていることから、市内散策と郊外の二村を訪問、博物館は一つだけ、というスケジュールで観光しました。
シュツットガルトの屋外マーケット散策

シュツットガルトでは週末などにお花や野菜のマーケット、そしてアンティーク市も立っていました。
ヨーロッパの街ではよく週末や決まった曜日に青空市的なマーケットが立つので、いつも探してしまいます。見ているだけでも楽しかったです。
シュツットガルトの旧宮殿

中は現在、州立歴史博物館となっているそうです。
そちらも興味があったのですが時間の関係上、外からだけ見学しました。
13世紀からこの地にあるそうで「いかにもお城!」という感じでツタが絡まる外壁や、中庭からは石造りのアーチが美しい建物です。
シュツットガルトで当たりのレストラン

市内散策中の旧宮殿からの途中に「なんとなくおいしそう!」という事で飛び込んだレストランが、私にとって大当たりでした。
後からネットで見たら結構地元でも好評のレストランだったみたいです。(私たちは偶然店の前のメニュー書きに惹かれて飛び込んだのですが。)
南ドイツ料理のレストランで、ここで食べたトマトのスープと、ほうれん草をロールした焼きパスタが絶品でした。
この焼きパスタはこの地域独特の一品みたいです。パスタの輪切りの焼けた面がカリッとして。
このトマトスープに感動して、帰ってから家でも似たものを作るのですが、ここのには負けます。
隣のテーブルの煮込みお肉料理もすごくおいしそうでした!
■ Alte Kanzlei (ドイツ語HP) : Schillerplatz 5A 70173 Stuttgart
メルセデス・ベンツ博物館

建物の外観も内側もすごくモダンで近未来的な感じに、最初は驚きました。
車の博物館としてはかなりのボリュームでしたが、思ったよりすごくおもしろかったです!
農耕機からクラッシックカー、F1のハイスペックマシンまで、自動車の歴史を見て回れます。
最後の天井から壁いっぱいに広がるF1のコーナーが圧巻でした!

■ メルセデス・ベンツ博物館 :Mercedesstrasse 100, 70372 Stuttgart
「ドイツ」らしい家々の並ぶEsslingen am Neckar村

シュツットガルトからちょっと電車に乗って、もっとドイツらしい景色を見てみよう!と、可愛い町並みだというエッセンリンゲン村に行ってきました。
村の中心に、昔ながらのドイツの美しい家が並んでいて素敵でした。
見つけたカフェテリアでのんびりカフェオレを飲んだりして、村のたたずまいをのんびり楽しんできました。
宮殿のあるLudwigsburg村は、かぼちゃ祭りで大賑わい!

こちらもシュツットガルト近郊の村ですが、ここには「シュヴァーベン地方のベルサイユ」と呼ばれるほどの美しい宮殿があります。

この宮殿と庭園がすごくきれいで本当に見応えがありました。
・・・でも更に見応えがあったのは、その奥の公園で行われていた「かぼちゃ祭り」でした!

毎年決まったテーマがあって、そのテーマに合ったデコレーションがかぼちゃでされるのです。
私が行った時のテーマは「オリンピック」でした。結構笑ってしまうものもあり。(笑)

そして、かぼちゃ尽くしのお料理も楽しめました。かぼちゃのポタージュに、かぼちゃフライが美味しかったです。
因みに、かぼちゃ祭りをしていた公園はかなり広くて、その一部はいろんなお伽話のシーンが再現された子供向けの小さなテーマパークになっていました。
ラプンツェルの塔や、ブレーメンの音楽隊のシルエット、赤ずきんちゃんのおばあさんの家など、子供でなくても楽しめました。

ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家には、怖い顔をしたおばあさんがいました!
ビール祭り「フォルクスフェスト」に行ってみた!
さて、これが今回のメインイベントとなる、シュツットガルトのビール祭り。
通常、毎年9月下旬から10月初旬にかけて、ミュンヘンのオクトーバーフェストからちょっとずれて行われます。
正式名称は「カンシュタッター・フォルクスフェスト(Canstatter Volksfest)」。
シュツットガルトの市街からちょっと離れたカンシュタット地区河川敷の広場が、大きなお祭り会場になっています。どこからでも電車と地下鉄でたどり着けます。
民族衣装が可愛い!

この日はみんなそれぞれ自前のドイツの民族衣装で来る人が多いです。
日本でいうなら、夏祭りで着る浴衣、みたいなかんじでしょうか?
女性の衣装があまりにも可愛いので、いくらかな~?と街で見てみたところ、コスプレ的レベルなら数千円~、昔ながらの本格的なものなら数万円~という価格帯でした。
この時期は、ごく普通の洋服屋さんでもこの民族衣装っぽいものを扱っていました。

私は恥ずかしがって止めてしまったけど、今思うと買って着ればよかったな~とすごく後悔!
女性は、髪を編み込みでアップにすると可愛さ倍増です。
男性用の衣装は「ブラウスに吊りの半ズボン」という形なので、似合う自信のある方にはお勧めします。(笑)
楽しめた3つのポイント!
大きく分けて三つのエリアがあり、時間帯によって賑わいが変わりました。
3泊4日の4日間、毎日このビール祭りに足を運んだのでかなり詳しくなりましたよ~。
以下、私のおすすめの楽しみ方です。
①小さな屋台系が並ぶエリア

ここには、小さな屋台的なお店が並んでいて、ビールはもちろん様々なおつまみなどが楽しめます。椅子席があったりカウンターだけだったり、様々です。
少グループなら、ここだけでも十分楽しめます。小さなビアホールもありました。
友人2名で行ったのでここである程度食べてから大きいビアホールに向かいました。
ハンバーガやさんも出ていました。もちろん、ドイツソーセージもあります。
美味しかったのはポテトのパンケーキみたいなフライでした。サワークリームのソースと合う感じ。(フライ系が多いです。)

ビールだけではなく、イチゴシロップのリキュールなどもありました。これも美味しかった!

②各種ビールメーカーのビアホールやロッジが並ぶエリア

ここが私のイチオシです!奥に舞台があり、楽団の生演奏が聞けながらビールが飲めます。
ドイツの人みんながよく知る音楽が中心なので、大合唱になったりします。
曲の合間に「E in Prosit」という曲の冒頭がかかると、乾杯の合図です。飲みましょう!
引用:YouTube
おじさまたちが嬉しそうに大合唱している曲で、あれ?聞いたことあるような?と思って近くにいたおじさんに聞いたら、「ミツバチマーヤの大冒険」の歌(日本のアニメですよ!)でした!
こっちではとても有名らしいです。
日本のとはちょっとアレンジが違いましたが、この話題でかなり盛り上がりました。
因みに、演奏している楽団員さんたちも、演奏の合間は大きなジョッキでのどを潤しているんですよ~。(足元に大ジョッキ待機中。笑)
テーブルは大グループによる事前予約が必要(ビールと食事込)ですが、予約なしで少人数で雰囲気を楽しみたいなら、予約不要の立ち飲み席があるビアホールを探してください。
入口で「Can I drink without reservation?(予約なしでも飲めますか?)」と聞いてOKなら可能です。

「ブタの丸焼き」、一頭丸ごとぐるぐる回ってました!(公開処刑みたいでしたが…苦笑)
本格的にみなさんが酔っ払ってくるのは夜の8時頃から。生演奏もどんどん盛り上がります。
私は友人と二人で立ち飲み席にいたのですが、ステージ前の特等席テーブルにいた「程よく出来上がっている」おじ様たち集団から、一緒に飲もうよ~!と何故か手招きされました。

こんにちは…どうしてそんなに静かなんですか?ビール楽しんでないのですか?

いやいや…楽しんでるし、同僚ともうまくいってるよ。ただ、自分の性格なんだよね。

そうなんですか?お友達はめっちゃ楽しそうみたいですよね?

ああ、そうだね…彼は南ドイツの出身だからね。我々は違う性格を持ってるんだよ。
「ドイツ人でも南側は陽気で、北側は陰気臭いんだ!」と横から南側らしいおじさんが陽気にカットインしてきました。(苦笑)
このおじ様たち、なんとあの有名某スピーカーメーカー社の御一行様でした。
日本から来た私達に!と一杯ずつ(ちなみに大きな1Lジョッキで)ご馳走してくれました♪
皆酔っぱらってくると、多少壊れた英語でも楽しく会話できますね~。
・・・私の場合だけですかねえ?
多分、おじ様たちはかなり酔っぱらっていたので、私達が可愛く見えたみたい!ビール万歳!
行く前に、英会話記事で予習しておくと役に立つと思いますよ!
③遊具エリア

遊園地にある遊具と、ポップコーンや典型的なお祭り屋台的なお店があります。
その一つに「レープクーヘン(Lebkuchen)」というクッキーを売っている屋台があります。

実はこのクッキー、「愛の告白」に使われているんだそうです!
砂糖のアイシングで「好きです」とか「友達になろう」とかドイツ語で書かれているので、渡す相手別にメッセージを選ぶようです。
一枚自分で買ってみて食べたのですが、もそもそしたジンジャークッキーという感じでした。(笑)
お祭り遊具は移動解体できる中型タイプのものが多いですが、しっかり遊園地気分を味わえます。
昼間はお子さんたちで賑わっていますが、夜は大人も楽しんでいました。
可愛いフリフリの民族衣装姿のおばあさまが、白髪の吊りズボンのおじいさまと一緒に手をつないでコースターに乗っていたのはすごく微笑ましかったです。(すごく素敵でした!)

遊具ゾーンは夜のライトアップが大変きれいなので、見ているだけでお祭り気分も盛り上がりました。
会場が閉まるのは11時ごろなので、ご機嫌状態でもちゃんと電車でホテルに帰れました。
ただ年々沢山人が集まっているため、より大量の警察官が配置されているようです。
でも、できるだけ
「行き過ぎな酔っ払い」には近づかない!
人込みでの鞄には気をつける!
変に馴れ馴れしくしてくる人とは距離を取る!
などの自己警戒と注意はしておいたほうが良さそうです。
もしこのビール祭りに興味が出たら、こちらのお祭り公式HP(英語)も覗いてみてくださいね。
シュツットガルト、また行きたい!

以前から、都市の名前だけは知っていたシュツットガルト。
今回だけでは回りきれなかった旧宮殿の州立歴史博物館に「ポルシェ博物館」や美術館、オペラやバレエ観劇も気になっていたんですよね・・・。
何より、日本やほかの地域で「オクトーバーフェスト」というビールフェスに行った事があって、ずっと「いつか本場のドイツビール祭りに!」と思っていたんです。
とうとう行けました!そして、私の想像していた以上に興味深い街でした。
素敵な街でした!チャンスがあればまた行きたいです♪
最後に、私からおすすめの「ビール祭りを楽しむヒント」をリストにしておきます!
- 1Lジョッキは重いので腕力を鍛えておく。(ピッチャーサイズです。本気です。)
- 事前に「E in Prosit」のサビだけ歌えるようにしておく。(これすごく大事!)
- ビールを飲む前に、ちょっと食べておく。(…夜は長いです。)
- 音楽を楽しみながらビールを飲む。(楽しそうにしていると話しかけられやすい!)
- 会話のきっかけづくりになりそうな英語のフレーズをいくつか用意しておく。
英語が少しでもできると、海外旅行は格段に楽しくなりますよ!
海外旅行のプラン決めで複数の旅行会社へのお問い合わせが必要になると思うのですが、各旅行会社へお問い合わせするのは手間がかかりますよね・・・。
各地域にある専門の旅行会社があるのかも、調べて探す必要が出てきます。

お問い合わせフォームに希望条件を入れていくだけで、各社の予算や見積り・プラン比較・アドバイスがもらえます。
各地域にある専門の旅行会社、つまり旅行のプロフェッショナルからプランをもらうことで、複数の旅行会社にお問い合わせすることの重要さがお分かり頂けると思います!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました♪