さて今回は、スコットランドのエジンバラに旅行した話を書きたいと思います。
エジンバラを旅したのはちょっと肌寒い10月でしたが、「日本の秋よりちょっと寒い」ぐらいの気温だったと思います。
スコットランドは天候が変わりやすいので、行く場合は事前に週間天候チェックをしていったほうがいいかもしれませんよ~。
旅行に行く際には、是非こんな記事↓も参考にしてみてくださいね~。
■目次
スコットランドは「イギリス」じゃないの!?

2014年に、「スコットランド独立住民投票」が行われたのを覚えていますか?
独立賛成が44.7%、反対が55.3%(そのほかは無効または空白投票)という結果で、僅差でイギリス残留になりました。
イギリスの正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国 United Kingdom Of Great Britain and Northern Ireland」となり、実は「イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド」の四つの国の連合王国だったのです。
ちょっと古い映画ですが「ブレイブハートBrave Heart」(1995)を見ると、「そんな歴史が…」と思わされます。
(厳密に言うと歴史的事実と異なっているところもあり、脚色はされているようです。)
引用:YouTube
実はこの映画、当時かなり大きなインパクトを与えました。
この映画がきっかけでスコットランドの民族運動が活発化し、その流れが前述の2014年の独立運動まで続いていると言われています。
この映画の公開一年後の1996年に、当時のイギリス議会は1296年にスコットランドからイングランドが奪った「聖なるスクーンの石」をイギリスの玉座から外して返還する、という事態にまで発展しました。
この「聖なる石」は、スコットランド王の戴冠式の場であった別名”運命の石”とも呼ばれる、スコットランドにとって大切な意味のある石だったのです。
そして、そんな聖なる石をイングランドは持ち去った上に、イギリスの戴冠式で使う椅子の下に設置していたので、スコットランドからは「スコットランドの上に座っている!」という屈辱感があったらしいです。
返還後の現在は、エジンバラ城に安置されているとのことです。

エジンバラのおすすめスポット厳選5か所!
エジンバラ市内を沢山歩き回ってどこもすごく興味深かったのですが、その中での私の「オススメ!な5カ所」をご紹介します。
ホテルをどこに取るかにもよりますが、ほとんど足で周れてしまうと思いますよ!
エジンバラ城

言わずと知れたスコットランドのシンボルです。
このように夜のライトアップされた外観も、石塀に映えてすごく素敵でした!
元々古代から軍事要塞や武器庫、政治犯を収監した牢獄などの目的で使われていた…という歴史的背景上、「きらびやかで豪華なお城」とは全く違って、質実剛健なスコットランドの歴史を感じさせる佇まいです。
石造りの塀や城門などは重厚で厳か、城内では今も多くの現役の兵士や警察官が駐屯しています。
私が興味深かったのは、スコットランドの歴史や昔の牢獄の展示でした!作り込んであって面白かったです。

城内で一番古い建物「セント・マーガレット教会堂」は、ノルマン様式の素朴さのあるこじんまりとした教会で、私が好きな場所の一つです。(↓写真はその中のステンドグラスです。)

午後1時には、空砲が発射されるイベントが日曜以外行われているので要チェックですよ。
▶Edinburgh Castle : Castlehill, Edinburgh EH1 2NG

スコットランド国立博物館

入って進むと、巨大なサンルームのように広がる明るい天井が印象的な建物です。
ここは、自然科学から歴史民俗学、そしてモダンな工業デザインなどまで、とにかく色々なものを網羅した博物館で、かなりの見応えでした!
ここは何と常設展示の入場料が無料。とにかく色々見れて面白かったです。

ここでは、あの世界的に有名な「初めてのクローン羊・ドリー」が剥製で展示されていました。
▶The Elephant House : 21 George IV Bridge, Edinburgh EH1 1EN
ドリーが6歳で病気によって安楽死していたとは知りませんでした…合掌。
カフェ「エレファントハウス」

ここは、ハリー・ポッターファンにとっては「聖地」とも呼べる、あのJ.K.ローリングが「ハリー・ポッター」の第一作目を書き上げたカフェテリアです。
このカフェのオーナーさんが、いつも来て一心不乱に何かを書いているローリング女史を、急かすことなく温かい目で見守ってくれていたんだそうです。(その証拠に、後日彼女はここでインタビューまで受けています。)
ハリー・ポッター以降、世界中から多くのファンが訪れるようになったカフェは、現在も絶賛大繁盛中。
名前にもあるたくさんの「Elephant(象)」が店内至る所に飾られていました。
ここは朝食メニューも喫茶メニューも、実は美味しくておススメです。
因みに、ハリー・ポッターファンは「トイレに寄って、コメントを残している」んだとか。(ファンは必見!)
そういうことさえも許してくれているお店に、何だか温かい気持ちになりますよね。
▶The Elephant House : 21 George IV Bridge, Edinburgh EH1 1EN

スコッチウィスキーの博物館

ここでは、「醸造されるウイスキーの気持ちになりながら」のツアー(ちょっと遊園地気分)と試飲ができます。
試飲の種類によって入場料が変わるスタイルでした。
ウィスキーはどのように成るか、どのような香りや味があるか、各地方のウィスキーの特色と、どれが自分の好みか…といったところを、楽しく詳しく探れる体験型のミュージアムでした。
「世界最古のウィスキー」との写真も撮れますよ!
それにしてもウィスキーの琥珀色の輝きには、思わずうっとりしてしまう何かがありました。。。
▶The Scotch Whisky Experience : The Royal Mile, 354 Castlehill, Edinburgh EH1 2NE
実は試飲でかなり酔っぱらいまして…行く際には「絶対すきっ腹で行かない」ことを強く推奨します。
ロイヤルヨット「ブリタニア号」

こちらはちょっと港まで距離があって、市内からバスも出ていたはずですが…私は歩いちゃいました!
イギリスの王室が使っていた豪華ヨット「ブリタニア号」が、勇退後にエジンバラ(リース港)に展示されています。
エリザベス女王やダイアナ妃のハネムーンにも使われたという豪華ヨット、建造予定ではもっと豪華だったらしいのですが、エリザベス女王の意向で「質素」(それでも十分豪華!)になったんだそうです。
44年間現役で、世界中の海を100マイル以上回ってきたこの豪華ヨット、「イギリス王室最後の豪華ヨット」と呼ばれているそうですが、1997年経費削減のために売却されたんだそうです。
因みにリース港にあるショッピングセンターの横に付けられているので、ショッピングセンターのカフェからも眺められます。(穴場です!)
▶Royal Yachet Britannia : Ocean Dr, Edinburgh EH6 6JJ

維持費だけで年間26億円もかかってたんだそうですよ!
それは手放しちゃうかもですよね~。
エジンバラで体験してみてほしいこと3つ!
さて、私が楽しめたことで、エジンバラに行ったなら是非体験してみてほしいこと3つを挙げてみます。
ちょっとひと息つく時に

「ちょっと疲れたな~」「ひと息つきたいな~」という時には、紅茶を頼むのがオススメです。
イギリスではコーヒーよりも紅茶が定番で、更に大抵のティールームがポットでサービスしてくれるので、ゆっくりしやすいです。
特に市内なら、エジンバラ城から続く「ロイヤル・マイル」と交差する「サウス・ブリッジ」、駅の上を通る「ノース・ブリッジ」などの大きな道沿いには、ちょっとおしゃれなティールームも多いんですよ。
- カップに、ミルク(常温)をお好みで注ぐ。
- 2分程度蒸らした紅茶をポットから注ぐ
- カップのお茶は全部飲み干してから、また①へ。
1杯目(弱めweakで香りを楽しむ)に2杯目(濃い目strongで味を楽しむ)と、違った味わいを楽しめます。イギリス人の友人に教えてもらいました。
お店にもよりますが大体、ティールームやカフェでは紅茶(ティーポット)で£2.5~(330円前後)程度でした。
コーヒー(一杯)が£3~(400円前後)ぐらいだったので、ちょっとだけお得な感じかも!
私は大抵ケーキも食べちゃってましたが・・・。
ハギスは是非食べるべし

「スコットランドのハイランド地方には、ハギスという清い心の持ち主にしか見えない伝説の動物がいて…ハギスはその肉だ。」という説明を大真面目にされる場合もありますが、実体は羊のホルモン(臓物系ミンチに野菜とハーブ)の腸詰です。
ちょっと独特なため好みは別れますが、ここでしか食べれないスコットランドの郷土料理です。
最近のおしゃれなレストランではコロッケになっていたり、スパイシーなソースで仕上げてあったり(上記写真)で、できれば是非ちょっとだけでもチャレンジしてほしい一品です。
そしてスコットランド人に「How about Haggis?Did you like it?(ハギスは食べた?どうだった?)」と大概聞かれるので、ぜひ素直な感想を伝えてみてください!

・・・あ、私は今回「結構おいしい!」と言ったら、何故か驚かれました。(不味い!とか言ってほしかったのかなあ…)
もちろんパブは必須!

スコットランドのパブでは、もちろん地元や各所のビールが飲めますが、実はスコッチウィスキーのショットも呑めるところが多いです。
それぞれのバーで、おススメの地元スコッチウィスキーを置いているので、もしお好きなら是非お試しを。
ショットの値段はウィスキーによってピンキリなので、「飲む前に」値段を聞いてみてくださいね。
残念ながら日本独特のメニューである「ハイボール」などはありません。
スコッチウィスキーはできれば混ぜ物無しで、直に味わうのがこちらでの「礼儀」なんだそうですよ。
エジンバラ市内には、ちょっと逸話のあるパブがあるのでそういったパブ巡りも楽しいですよ。
◆元鍵屋だったパブ
「鍵屋」と「泥棒」の2枚の看板があります。詳しい逸話は是非訪れた時にどうぞ!
▶Deacon Brodies Tavern : 435 Lawnmarket, Edinburgh EH1 2NT
◆絞首刑になる前に、一杯飲ませてもらえたパブ
昔、この近くの広場が処刑場だったそうで、死ぬ前の「一杯」はここで飲んだそうです。
▶The Last Drop : 74-78 Grassmarket, Edinburgh EH1 2JR
スコットランド行くなら一度はおいで

わたし的には、実はまだまだオススメがたくさんあるスコットランド。
因みに、エジンバラからネッシーのいるかもしれないネス湖や、広大なハイランドなどへ行くのも日帰りできてしまうのです。
今回はエジンバラだけに焦点を絞ってみましたが、エジンバラだけでもまだまだご紹介したいところがたくさんあったりします。
エジンバラ市内から歩いていけるディーンビレッジ(Dean Village)は、橋の上からも見降ろせる、とても可愛い素敵な村です。
エピソードにちょっと泣ける「忠犬ボビーの像」とか、暗黒組織的な「エジンバラ地下世界」とか、「幽霊訪ね歩き」とか…実は市内でそういったツアーも最近では組まれていました。
わたし的にイチオシなのは、やはりエジンバラ城に続くロイヤル・マイル周辺です。
歩いて良し、飲んで良し、食べて良し、買い物しても良し、です!
ちょっと道を外れたところにも、色んな逸話があったりします。
歴史も感じられて、ちょっと謎めいた旧市街地は、ワクワクしちゃうんですよね~。
もしエジンバラに行くときは、この記事を参考にしていただけたら嬉しいです!
また、ヨーロッパ専用のWi-Fiレンタルルーターがあります。オススメスポットの検索をしたり、地図をみたり、リアルタイムでSNSに写真をアップなど出来てオススメです♪
海外旅行のプラン決めには複数の旅行会社へのお問い合わせが必要になると思うのですが、各旅行会社へお問い合わせするのは手間がかかりますよね・・・。
各地域にある専門の旅行会社があるのかも、調べて探す必要が出てきます。

お問い合わせフォームに希望条件を入れていくだけで、各社の予算や見積り・プラン比較・アドバイスがもらえます。
各地域にある専門の旅行会社、つまり旅行のプロフェッショナルからプランをもらうことで、複数の旅行会社にお問い合わせすることの重要さがお分かり頂けると思います!
\完全無料なので、見積もりをぜひ一度お試しくださいね♪/
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪