スペインの名物といえば、読者様は何を思い浮かべますか?
サグラダファミリアやカタルーニャ音楽堂などの歴史的建造物や、フラメンコといった情熱的なダンスは有名ですよね。
他にもスペインはグルメな国としても知られています。
中でも名物グルメといえば、パエリアではないでしょうか?
お米が主食の私たち日本人にとってパエリアは、とっても親しみやすい料理の一つですよね。
実はパエリアには、さまざまな歴史や秘密があるんです。
知っておくだけで、本場のパエリアが2倍3倍と楽しめますよ!
オススメの名店にも注目しながら、パエリアの秘密をご覧ください♪
■目次
スペインの名物グルメ!バルセロナで食べるパエリアの基本情報
最近は、日本でも多くのお店で食べることのできるパエリアですが、意外と知らないパエリアの発祥や歴史などの基本情報を調べてみました。
それでは早速、秘密を見てみましょう!
パエリアの発祥
パエリアの発祥は、スペイン東部「バレンシア地方」の米料理です。
スペインはヨーロッパではイタリアに次いで、2番目となる米の生産国なんですよ。
その昔、バレンシア地方の農民たちが、昼食に作っていたものがパエリアになったようです。
当時はそれぞれの農民が、自分で育てている家畜(ウサギ)や野菜を持ち寄って作ったのがパエリアの始まりでした。
語源はバレンシア語の「paella(パエジャ)」からで「フライパン」を意味しています。
スペインでは、パエリアはランチに食べるのが一般的です。
レストランでディナーにパエリアを食べているのは、ほとんどが観光客なんですよ。
パエリアってどんな料理?
ピラフ、リゾットと並び世界三大米料理とされているパエリア。
肉、魚介類、野菜、米などをオリーブオイルとサフランを加えて煮込んだスペインの郷土料理です。
パエリアは1つの大きなフライパンで調理をするので、スペインでは豪快な男の料理として扱われています。
そのため発祥の地バレンシア地方では、休日に母親を休ませるために、父親が家族にパエリアを作るという習慣が残っていますよ。
スペインで有名なパエリア4種類
私たち日本人がパエリアと聞いて、まず思い浮かぶのはどんなパエリアでしょう?
黄色く色づけされたお米の上に、たくさんの魚介類や野菜が乗っているものを思い浮かべる方が多いと思います。
パエリアは地方ごとに特徴があり、さまざまな種類がありますよ。
今回はその中でも、特に有名でオススメな4種類をご紹介しますね!
肉のパエリア(パエージャ・バレンシアーナ)
名前にもあるように発祥の地、バレンシア地方でよく食べらているパエリアです。
具材は、ウサギ肉・インゲン・カタツムリ・パプリカなどを使っています。
昔は家畜として飼っていたウサギ肉をよく使っていたようですが、現在は鶏肉も使われていますよ。
まさに元祖パエリアですね!
海鮮のパエリア(パエージャ・マリスコス)
日本で一番メジャーなパエリアがこの種類ではないでしょうか?
具材はムール貝、エビ、イカなどの魚介類にパプリカや玉ねぎなどで、魚介類のうま味がお米にぎゅっと詰まったパエリアです。
見た目も鮮やかで食べ応えもたっぷりですよ!
ミックスパエリア(パエージャ・ミスタ)
鶏肉と魚介類を使用したパエリアです。
スペインの中でも歴史が浅く比較的新しい種類のパエリアなので、邪道と考えるスペイン人もいます。
肉と魚介類のどちらも1つのパエリアで味わえるなんて、私たち観光客にとっては、ちょっとオトクな気分ですね!
パスタのパエリア(フィデウア)
お米の代わりにフィデオという細く短いパスタを使ったパエリアがあります。
スペインのカタルーニャ地方でよく食べられている種類ですよ。
もともとは「パエリアを作ろうと思ったとき、お米がないために変わりとしてパスタを使った」という、なんとも面白い始まりがあります。
日本ではあまり見かけない、本場だからこそ味わえるパエリアではないでしょうか?
バルセロナで行きたい!パエリアの名店
スペインの首都バルセロナには、パエリアを提供してくれるお店が数多くあり、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
はるばる、バルセロナまで来たのであれば、その中でも特においしいパエリアを味わいたいですよね。
そんな方のために、特にオススメのパエリアの名店を2店ご紹介します!
セッテポルタス(7 Portes)
開業が1836年と超老舗の名店で、過去にはピカソやダリなどの有名芸術家や、スペイン王室の方も訪れるほど歴史のあるお店です。
店内はクラシックな威厳のある内装で、まるでタイムスリップしたような感覚が味わえます。
観光客にも人気のお店で、日本語のメニューがあるのも安心できるポイントです!
お値段も日本のレストランの価格設定と近いので安心して注文ができますよ。
名物のミックスパエリアは肉と魚介類のうま味たっぷりで絶品です!
【営業時間】13:00~1:00
営業内容は変更されることもあるので、事前に確認しましょう。
ロス・カラコレス(Los Caracoles)
バルセロナの旧市街地・ゴシック地区にあるお店です。
創業は1835年と「セッテポルタス」と並ぶ歴史のある名店ですが、店内はまるで大衆居酒屋のようにカジュアルな雰囲気を感じられます。
観光客も気軽に訪れることができるのも嬉しいポイントです!
店名にもある「カラコレス」はスペイン語でカタツムリという意味で、店内のいたるところにカタツムリの飾りがあるので、探してみるのも面白いかもしれませんね。
特にオススメのシーフードパエリアは、魚介類がたっぷり乗っていて満足感もたっぷり!
また、エスカルゴ(カタツムリ)料理も名物なので、苦手でない方はぜひ食べてみてくださいね。
【営業時間】13:15~24:00
営業内容は変更されることもあるので、事前に確認しましょう。
スペイン語を話せなくても観光客が多い場所では、ほとんど英語で通じますが、お店に予約するのは緊張しますよね。
実は、思っているよりも簡単に予約できますよ♪
秘密を知って本場のパエリアを満喫しよう!
今回はスペインの名物グルメ、パエリアの秘密をたくさんご紹介しました!
お米を主食とする日本人にとって親しみやすいパエリアには、さまざまな歴史や種類などがありましたね。
・リゾット、ピラフと並ぶ世界三大米料理の1つ
・肉、魚介類、野菜、米などをオリーブオイルとサフランを加えて煮込んだスペインの郷土料理
・海鮮のパエリア(パエージャ・マリスコス)
・ミックスパエリア(パエージャ・ミスタ)
・パスタのパエリア(フィデウア)
・「ロス・カラコレス」名物はシーフードパエリア
おいしそうなパエリアの話で、おなかが減ってしまったかもしれませんね。
パエリアの秘密を知った今なら、よりパエリアを楽しめるはずですよ♪
おいしくて好みのパエリアに出会えますように・・・
こちらの記事では、スペインでの一人旅のようすをご紹介しています♪
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最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
まさにスペインのソウルフードね!