さて、今回はスエーデンの首都ストックホルムに旅行したお話を書こうと思います。
元々北欧には興味があったのですが、偶然ストックホルム行き航空券の格安バーゲンを見かけて急遽旅行を決定。
現地に正味3日間の超慌ただしい日程でしたが、勢いで小さなスーツケースを引っ張って出かけました。
私は、実際に体験したり新しいことを知るのがすごく楽しくて、旅先で現地の人に情報を聞いたり、交流できたりすると「英語が通じてよかったな~頑張っててよかった~」と、色々やる気になるんですよね。
帰ってからの、仕事や英語勉強の張り合いにもなります。
■目次
スエーデンのストックホルムはどんな街?

スエーデンの首都、ストックホルムは「北欧最大の人口を誇る」街なんだそうです。
ストックホルム市圏内に点在する小さな島をつなぐ水上バス(船)が発達していて「北欧のベネチア」とも呼ばれているそうですよ。
因みにスエーデン語が公用語ですが、ストックホルム市内ではどこでも英語が通じました。
スエーデンの現地通貨はスエーデン・クローナ(kr)ですが、ストックホルムではほとんどの支払がクレジットカード化されていると聞いていたので、手持ちの少しのユーロと、現地通貨の両替は少量にとどめました。
ストックホルムの空港は少し郊外にありますが、街の中心部までのバスや電車など頻繁にあり交通の便は大変良いです。
チケットを券売機でカードで買って、素早くその時に来たバスに飛び乗りました。
行った時期が春だったので、ストックホルム市内は沢山の花が咲いていました。

もし滞在が3日以上なら「トラベルカード」を購入がお勧めです。
このカードは3日間の公共交通機関が乗り放題になるカードです。
このカードで市バス・メトロ・路面電車・水上バスなど市内の乗り物にはほぼ使えます。
因みにこのカードは現地に沢山ある「セブンイレブン」で買えました。
ストックホルムで行って良かった観光スポットは?

スエーデンと言えば、思い出すのはIKEAそしてH&M!
どちらも私は大好きなのですが、今回は敢えて外して(笑)ストックホルム市内の行きたいところを事前にピックアップしておきました。
ただ、限られた日数と時間なので実際に行けたのは一部でしたが、すごく楽しめました!
街並みが素敵な「ガムラスタン(旧市街)」

よく「ストックホルム」のイメージに使われる、カラフルな建物のある広場や、ストックホルム王宮などがある昔からの中心地だった旧市街地です。
「スターズホルメン島」という島が丸ごとその場所に当たるのですが、電車の駅やバスターミナルのある現市街地から歩いても行ける範囲です。もちろん、メトロの駅もあります。
写真の赤い建物の1階はカフェテリアだったので、ケーキとカフェオレを楽しみました!


旧市街にはこのような街並みや教会やカフェ・レストラン、またスエーデン工芸品店や可愛い小さな雑貨店なども多いので、歩いて気に入ったお店に飛び込んだりしていたので飽きませんでした。
また、日程の中で2時間程度の旧市街の”Free Tour”に参加したのですが、個人で回るだけでは分からない様々な説明や情報が聞けて大変貴重でした。

住んでいる人しかわからない情報を聞けたり個人的なお勧めも教えてくれる。ガイドによっては一緒にランチやお茶をしたり、夜のツアーなら終了後に一緒に呑むことも。
大抵は英語だが、都市によってはイタリア語・スペイン語・フランス語・ドイツ語などもある。
「Free:無料」だが、ツアーの最後にガイドへ心付け(参加者一人につき10~20ユーロぐらいの紙幣)を渡すのが一般的。スエーデンクローネでは100~200クローネ。
今回は建築科の院生というガイドさんに、旧市街の建物の壁にある金具の意味(模様で年代が分かるそうです)や、ストックホルムに残るさまざまな伝説や逸話、スエーデンの最近の政治状況と実際の日常生活の様子などもいろいろ教えてもらえ、大満足のツアーでした。
心付けをちょっと弾ませていただきましたよ!

ガイドさんに教えてもらった名物菓子のシナモンロールもかなり美味しくて、見かけるたびに食べちゃいました。(そして、帰ってからダイエットの日々でした・・・。)
厳かな「ストックホルム王宮」

スエーデンには王室があり、王宮がストックホルムの旧市街のある島の一角にあります。
こちらは時間の関係上内部見学は大幅に素通りして、衛兵の交代時間を狙って行きました。
王族の方々は普段ストックホルム郊外の王宮(離宮?)にいらっしゃるらしいので会えませんが、外観やしつらえからスエーデンの誇りみたいなものを感じる雰囲気がありました。
因みに、スエーデン王室はなんと美男美女が多いらしいのです。
最近では雑誌の表紙も飾るカール・フィリップ王子が熱いらしいです。(ガイドさん一押し)
また、対岸にある橋(王冠が付いていました!)からも王宮を眺めることができるのですが、そこはすごく良いシャッターポイントでした。(冒頭の写真参照)
うっとりする「ストックホルム市庁舎」

実際の市庁舎が見学できるの?と行くまで疑問でしたが、見学ツアーに参加必須で有料ですが、ここは絶対見る価値ありでした!
ノーベル賞の夕食会が行われる広間や、スエーデン工芸の粋が詰まった議会室、圧倒されるほどの豪華なモザイクで彩られた金色のダンスホールなど、市庁舎と言っても「ストックホルムの顔」としての役目を担っている場所です。
館内ガイドさんの説明は、とても分かりやすく聞きやすい英語でした。

時間がある人は市庁舎のタワーに上ってみることもお勧めします。上からストックホルムが一望できるのと、長い階段の続く壁や、上る途中過程も楽しめます。
私がこの市庁舎でもう一つお勧めしたいのが・・・カフェテリアの社食ランチです!(笑)
利用者のほとんどが市庁舎に勤務している人らしくお昼の時間帯はすごく混んでますが、ブッフェスタイルで野菜いっぱいの美味しいランチでした。このボリュームで?!というお得なお値段でした。(私が行った時のお話ですが。)
見応えのある「ヴァーサ号博物館」

こちらは、16世紀、処女航海に出たすぐに沈没した船「ヴァーサ号」を引き上げて保存している博物館です。
ここはスエーデンだけでなくスカンジナビア半島中で一番人気のスポットなんだそうです。
それも納得!まずは入ると圧巻の船!船の細工や様子についつい見入ってしまいます。
正に「パイレーツオブカリビアン」で見た時代の船の実物でした!
ここにしかない唯一の展示、ということに圧倒されます。
最初はさらっと見よう程度の興味でしたが、実はここに半日いました。(笑)
こちらは色々な博物館が集まるユールゴーデン島にあり、路面電車や水上バス、メトロでも行けます。
歌って踊れる!「ABBAミュージアム」

・・・実は、私にとって今回の旅行で絶対行きたかったところがここでした。(笑)
映画の「マンマ・ミーア」ですっかりABBAの楽曲のファンになってしまい、行く直前に再度映画を見てから行ったので、感動ひとしおでした。
ABBAは残念ながらもう解散してしまったグループですが、ご存知の通り、今も彼らの音楽は世界中で大人気。
その日は、偶然現地の女子大生らしきグループに混ざって入場しました。
私はもちろん、歌って、踊って、「ひとりで」で成りきってきましたよ♪
こちらも「ヴァーサ号博物館」同様に、ユールゴーデン島にあります。
まるで美術館・・・美しい「メトロの駅」

ストックホルムのメトロの駅は、まるで無料のアートミュージアムのようでした。
メトロの各駅は様々なアーティストによっていろんなテーマでデコレーションされていて、見応えがあります。各駅停車してみると、それぞれ違っていて本当に飽きなかったです。

駅のエスカレーターが「スエーデンカラー(青と黄色)」になっているところもありました。
「バイキングレストラン」でも成りきってみた!

バイキングの気持ちでディナーができる、テーマパークにあるようなレストランです。
こうしたテーマレストランは市内にいくつかあるようでした。
私が行ったのは「バイキングの村の食堂で夕食を」というコンセプトで、賑わう人の中でバイキング風の歓迎に大声や足踏みで参加したり、地元の鹿料理や蜂蜜で作った飲み物など、ろうそくの明かりの中、バイキングな気分に浸れました。

バイキングの銛(モリ)のようなフォークは使いづらかったですが、お料理は美味しかったです。
全裸で挑んだ「本場スエーデンサウナ」

ストックホルム中心部からちょっと離れた場所にありますが、トラベルカードでメトロとバスを乗り継いで湖のほとりの地元のサウナ施設まで行ってきました。
現地の人が集まるスエーデン式サウナで、スチームサウナの後に外の湖に入って冷やす、というスタイルでした。
因みに、ドレスコードは「全裸」です。(笑)
タオルだけはしても良いらしいとのことだったので、レンタルしたタオルを巻きました。
その日は定期的にある「アロマの日」で、平日なのに大勢の人でにぎわっていました。
ハーブなどの香りの水を焼石にかけて、タオルなどで扇ぐ専任の人がその香りの空気を部屋中に送ってくれます。
暑い部屋で黙々と汗をかきながら扇ぐ人を見守る・・・というちょっと不思議な光景に緊張しすぎた私は、なかなかサウナ室に入れずにいましたが、中にいた4~5名の女性が内側から手招きしてくれたので勇気を出して入ってみました。
扇がれている間は誰も一言も話さずにいたのですが、扇ぐ人(この時はサンタのようなおじさんでした)が最後にタオルを振り回した時には皆さんが拍手喝采していました。
それが終わった後、先ほど手招きしてくれた女性達と一緒に外に出ました。
「初めて?」「どこから来たの?」「よく来たね~!」と雑談を英語で交わし、「全裸でも心配ない!誰も見ないから!」「湖には是非入るべき!」と勧められ、結局その女性達全員に見守られながら全裸で湖に入りました。(・・・見られてます?笑)すごく冷たかったけど気持ちよかったです。
因みに私が入ったのは女性専用のサウナ室でしたが、隣にある男性サウナ室は女性も可の混浴らしく、男女ともタオルか全裸でいらしたそうです・・・。

これこそ他では体験できないと思い、勇気を出して行って良かった~!と思える経験でした。
スエーデン・ストックホルムの謎

三日間だけの滞在だったのですが、ストックホルム市内は有名な観光地ということもあり、お店も多く賑わっていました。
でも、お酒を買おうと思った時はスーパーなどではあまり見かけず、お酒の専門店はいつも閉まっていたんですよね。
不思議に思っていたのでガイドさんに聞いたところ、過去にスエーデンでは飲酒による問題が多かったため、政府が酒類販売の時間に制限を設けているそうです。
なので、夕方にはほぼお酒は手に入りません。週末も土曜日の午前中のみなんだそうです。
一般のスーパーには、置いてあってもアルコール度のごく低いもの限定とのことです。
・・・そういえば、ほかの都市にいるような深夜の酔っ払いがいないな〜とは思っていました。
因みにバーやレストランでは頼めますが、酒税も高いのでお値段も高めとのことです。
そしてもう一つ、私が驚いたのは「トイレの男女共用」です・・・。時々男女別もありますが、公共の施設の多くはトイレが男女共用でした。
個室を男女関係なく使うというスタイルだったので、特にストレスはなかったのですがどうして?と謎だったのです。
サウナで会ったスエーデン女性達に聞いたろころ、特に理由は気にしなかったけど、ジェンダーレスが進んだ結果なのではないか?とのことでした。
さすが北欧!ジェンダーレスなんだ~(だからサウナも全裸か~)と納得しちゃいました。
英語が出来たから、こんな旅ができた!

今はネットで調べることができて、いろんな情報があるので、旅行の計画も楽しいですよね。
現地でも近くの観光、お店や地図を調べるのには、ルーターをレンタルされる事をオススメします。
今回は勇気を出して、裸一貫(タオル付)でスエーデンサウナに飛び込んでみましたが、本当に楽しい経験でした。扇ぐおじさんとも握手してきました。(笑)
ここは英語で検索していた時に偶然見つけた場所で、女性用のサウナがある!という事で選びました。(他はどこも混浴のみだったのです・・・。)
短い間でも現地で質問できたり、日本のお風呂事情を説明したり、サウナのアドバイスを教えてもらえたり、今回も英語のおかげでまた楽しい経験ができました。
また、同じ旅行者という目線での、現地での異国人同士での交流もありました。
バイキングレストランでは隣のドイツ人家族から何故か日本について質問攻めにあったり、迷子になっていたタイ人のご夫婦から道を聞かれたり・・・面白いおみやげ話もたくさんできました。
そしてやっぱり「英語って、世界共通の言葉なんだ~」という思いを強く感じた旅行でした。
最後に、私が行きたかったけど行けなかった場所のリストも残しておきますので、もしストックホルムを訪れる機会があれば検討の参考にしていただければ嬉しいです。
- ノーベル博物館(中のカフェで、ノーベル賞の晩餐時のデザートが食べれるらしい。)
- 国会議事堂(ツアーで中もいろいろ見れるらしい。時間の都合上、断念。)
- バイキングミュージアム(バイキング生活を体験できるスタイルらしい。)
- スカンセン(屋外に昔の家や生活などの展示がある。春はオフシーズンで閉まっていた。)
- ユニバッケン(「ムーミン」や「長靴下のピッピ」のテーマパーク。時間が欲しかった。)
- マーケット(現在建物が改装中で立ち入り不可。市場の店舗は近所に開いていた。)
- ストックホルム市立図書館(建物の内装デザインが素晴らしいらしい。)
できれば私もまた訪れたい街です!
もし今、旅行に出ることや英語を勉強することに興味をもったなら、是非とも今すぐ何か始めてみてください。
<英会話のコツについてはこちら>
「鉄は熱いうちに打て」ですよ!
海外旅行のプラン決めで複数の旅行会社へのお問い合わせが必要になると思うのですが、各旅行会社へお問い合わせするのは手間がかかりますよね・・・。
各地域にある専門の旅行会社があるのかも、調べて探す必要が出てきます。

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各地域にある専門の旅行会社、つまり旅行のプロフェッショナルからプランをもらうことで、複数の旅行会社にお問い合わせすることの重要さがお分かり頂けると思います!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました♪